リハビリテーションとは、歩くことではない。
リハビリテーションとは、筋力をつけることではない。
リハビリテーションとは、関節を動かすことではない。
リハビリテーションとは、立つことではない。
リハビリテーションとは、寝返ることではない。
リハビリテーションとは、起き上がることでもない。
リハビリテーションとは、風船バレーをすることではない。
リハビリテーションとは、ペグをすることではない。
リハビリテーションとは、マッサージをすることではない。
リハビリテーションとは、理学療法士の自己満ではない。
リハビリテーションとは、作業療法士の自己満ではない。
リハビリテーションとは、言語聴覚士の自己満ではない。
リハビリテーションとは、ADLの向上ではない。
では、リハビリテーションとはなんなのか。
それは、
一度きりの人生を後悔しないように、
一生懸命今を生きることの大切さを教えてくれる大事な時間。
つまり、
その人らしく、笑顔で生きていく為の準備期間。
どんな歩き方でもいい。
何をしてもいい。
目の前の患者さんが、
やりたいことをやりたいようにできるように、1つでも多くできるようにサポートしていく。
その1つの手段が理学療法なだけ。
でもそれ以外にもしなければいけないことがたくさんある。
それは、理学療法士でなくても出来ることがたくさんある。
家族でも介護士でも看護師でも福祉用具の業者でも、もちろんドクターでも。
その1人の患者さんの為に、専門家である自分なら何が出来るかを考えていく。
今の理学療法士の業界の流れは間違っている。
明らかに間違っている。
理学療法士が名称独占なのは、とても好都合。
誰でも私たちと同じような事ができるから。
チームアプローチという名ばかりのものではなく、本物のチームを作り上げる。
そんなプロの集団の一員を作り出す。
理学療法士が行うリハビリテーションって何だろう。
数年前から考え始めて、ようやく見えてきた。
リハビリテーションは、
一度きりの人生を後悔しないように、
一生懸命生きることの大切さを教えてくれる大事な時間。
そのお手伝いをできる理学療法士などは、
本当に立派な仕事で、本当に考えさせられる仕事。
だから、本当に素晴らしい職業だと胸を張って言いたい。
理学療法士になってよかった。
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これは、私があるブログで書いた文章です。
私のリハビリテーションの考えは、ここに全て詰まっています。
最後にもう一度だけ。
リハビリテーションとは、
一度きりの人生を後悔しないように、
一生懸命生きることの大切さを教えてくれる大事な時間。
そんな時間を患者さんと共有できる唯一の仕事が理学療法士と作業療法士と言語聴覚士。
だからこそ、私はリハビリテーションを大切にしたいと思います。