脱水や熱中症の時に飲むと良い物【中井宏俊】

このブログにお越しいただき、有り難うございます。

兵庫県は伊丹市にあります、ケアミックスの病院の

リハビリテーション科に所属しています。

理学療法士、中井宏俊です。

すっかり梅雨入りしました。

皆さん、この時期体調を崩しておられませんか?

この時期の難しさは湿気と、それに伴う『汗』だと思います。

この梅雨から夏になると増えてくるのが、

熱中症
ですね。

元々高齢者の方は脱水傾向があります。

喉が渇いたかどうかを感じる機能が落ちていくためです。

元々脱水気味になりやすい方々が、汗を掻いて体温を下げたい時に

汗が出ない。そうなると身体の中の熱が放散出来なくなります。

その最終系が熱中症です。

そして高齢者が、と書きましたが昨今は若年層でも熱中症になります。

不幸にも熱中症で亡くなる方まで出ています。

部活中に熱中症で倒れて、処置が間に合わなかったり、適切でない場合に

重症化したり、亡くなってしまう。その後その対処について裁判になったりしていることを

ニュースでよく見るようになったのではないでしょうか。

そんな熱中症や脱水になることを想定して、皆さん日頃何か準備していますか?

勿論早め早めにエアコンを掛ける。水分補給をする。

などなどはよくあります。

そんな中での、水分補給について今回は少し触れてみます。

脱水や熱中症の際に、飲んだ方が良いもの、と聞かれて

思いつく飲み物はなんですか?

恐らく、

『スポーツドリンク』
がすぐに思いつくのではないでしょうか。

スポーツドリンクだと例えば、ポカリスエットとかアクエリアスとか、でしょうか。

その辺が代表的ですよね。

確かにスポーツドリンクは一つの選択肢です。

但し、より良い選択肢があることをご存じでしょうか。

それは、経口補水液、です。

商品名で言えば、OS-1ですね。

「えっ?ポカリとOS-1て同じじゃないの?味だけの問題じゃないの?」

と思った方、それなりにいらっしゃるような気がします(笑)

そうです。この2つ(スポーツドリンクと経口補水液)は目的も機能も明確に違います。

スポーツドリンクは栄養補給の名目が強いです。

経口補水液は脱水の際の対処を目的として作られています。

スポーツドリンクは飲みやすいですよね。栄養も多く含まれていますが。

飲みやすい。つまり、「甘い」ですよね。

そう、経口補水液と明確に違うのは、味、なんですよね。

この味が意外と重要です。

糖分が多く含まれている、つまり果糖類が多く含まれているのがスポーツドリンクですよね。

糖分が多いと、実は腸から体内に取り込まれる速度が遅れます。

スポーツの時に飲むことを目的にもしていますから、単に栄養(ミネラルや電解質など)だけでなく、

糖分補給も兼ねているわけです。だから糖分が多い。

多少の水分の吸収が遅くなることは、承知の上で作られているのがスポーツドリンクです。

一方で、経口補水液はどんな味でしょうか?

「薄いしあんまり美味しくない」

という方、多いのではないでしょうか。

飲みやすくしようと思えば、甘味を足せば良いのでしょうが、

そうすると水分の吸収としては遅くなってしまいます。

この経口補水液は脱水症になりそう、もしくはなっている際の、

迅速な水分吸収を目的として作られています。

なので、糖分を足すとその目的には沿わないわけです。

『飲みやすさ(味)より機能』を重視した結果なのです。

両方とも保存がきく飲み物です。

普段飲むポカリとは別に経口補水液を常備しておきましょう。

私はこれからの時期、500mlの経口補水液を2本常備しています。

なので、私のおススメとしては、

普段飲む物としては、お白湯やスポーツドリンクを飲む。

部屋や外が暑くて身体も熱く感じるのに、汗が出ていない。頭がボーっとしたり、

頭痛がしてきたり、めまいがする。もしくはそんな感じがしそうな場合は、

室内にいるならエアコンをつけながら、脇や首回りを氷で冷やしつつ、

経口補水液を少しずつ飲む。脚を少しだけ高くして横になって休む。

勿論症状がきつくなってくるようであれば、迷わず119番で救急車を要請しましょう。

救急隊が来るまでも少しずつ経口補水液を飲む。身体をとにかく冷やす。

いかがでしたでしょうか。

スポーツドリンクと似ているようで異なる経口補水液。

その両者の特徴を紹介いたしました。

この夏も暑くなることが予想されています。

脱水、熱中症にならないようにしっかり対策をしていきましょう!

今回はここまでになります。

ここまでお読みいただき有り難うごさいました!

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