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【中井宏俊】私が考えるリハビリテーションとは

ブログにお越しいただき、有り難うございます。

理学療法士の中井宏俊です。

 

今回のテーマは「私が考えるリハビリテーションとは」についてです。

 

リハビリテーション

この言葉の意味、療法士や医療従事者はどう習ったでしょうか。

そして一般の方はどういう捉え方をされますでしょうか。

 

教科書的には「全人間的復権」という言葉になります。

 

私は、リハビリテーションとは誰にでも起こり得ることで、

また、どんな方でも対象になると考えています。

 

WHOなどの定義の話をし始めると長くなってしまいますので、

テーマの通り、私なりの考えや捉え方として書いていきますね。

 

リハビリテーションと聞くと、一般的には病気になった高齢者がすること、

みたいに考えられがちですが、全ての人間に有り得ることだと私は考えています。

 

分かりやすいところでは、スポーツ選手の怪我やその後の手術です。

必ずリハビリテーション(職業復帰、現場復帰)が求められます。

小児のお子さんや学生さんでも、何かしらの病気や怪我をします。

そうすると、何かしらの処置や安静を取ることになります。

その際に何かしらの医療的な処置を受けたり、相談をすることがあるでしょう。

これも元々の生活に戻るためのリハビリテーションだと考えます。

 

どうでしょうか。

私が「誰にでも起こり得る」と考える根拠が何となく伝わったでしょうか。

 

何故こんな言い方をするのかというと、療法士の中には、

「もう改善の見込みがないから、あなたはリハビリテーションの対象じゃない」と

言う方がいるのです。

しかも、患者さんに向かって言う方もいるそうです。

 

患者さんはもう少し何とかしたい。

でも、医学的な予後の観点でもう心身の状況は良くならない。

 

患者さんがもう少し何とかしたい、と思っている時点で、

その方のリハビリテーションは終わっていないんですよ。

勿論、その患者さん自身の考え方や生活、行動に問題があった場合は、

また違う結論になるかもしれませんが。

患者さんは一生懸命やっている。

でも医者が、療法士が、「もうここまで」と医学的な観点だけで

リハビリテーションを諦めさせることがあるのです。

 

そんなものはリハビリテーションではないし、

そんなことを患者さんに平気で言う療法士は、

きつい言い方ですが私は療法士失格だと思っています。

 

患者さんと最後の最後、ぎりぎり目一杯まで目標に向かって何とかする。

他職種とも連携して、何とか目標に近付ける。

精一杯の努力をした上で、どうしても届かない場合は、

患者さんと根気よく話をし、そして納得してもらう。

 

ここまでやって、やっと成立するものじゃないかな、と思っています。

 

リハビリテーションとは単に身体の改善を指すわけじゃありません。

患者さんや利用者さん、そのご家族の気持ち、心まで救って、助ける。

そのための医療や介護の専門職なんじゃないでしょうか。

 

本日もここまでお読みいただき、有り難うございました!

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